2016年2月29日月曜日

雨雫な朝に


25日。夜半に小雪がちらつきました。寒い~!


だけど、そんな朝は......

あましずく日和♪ (ゆきしずく日和か?)




ハボタンって水をはじくんだよね。

表面がロウっぽくて「ぬったり」した触感。


ハスの葉と同じ
ロータス効果ってやつなのかな?





なに効果か判らないけど
おかげでしずくもベチョっとなりにくい。






ぎょっ。ナメクジみたいな水滴!






小さな手と手が、しずくをワッショイ♪





しずくの中に、小さな一番星を発見!





ちょっとだけアングルを変えたら、あら、ダイヤモンド富士!?






おっと、三日月も出現。




なんでしょう。
ルネ・マグリットの描く絵の背景の
静かでシュールな世界観がふと思い浮かびました。



そうそう、昔、バラに霧吹きでシュッとしてみたことがあるけど
やっぱりニセしずくは形状がイマイチなんだよね。

花びらとの接触面がベチョっとくっつくんさ。

水道水(塩素)でもナチュラルウォーターでも同じ。


全体がしっとり濡れた雰囲気写真は
人工的に作れるけど
接地面が立ち上がるような
ボールのようなしずくを作るのは難しいのではないかな。



......と思いきや、


霧吹きしずくを1時間後に見たら、あら、
なんだか天然しずくみたいに丸く立ち上がってる!?


そうか、
球体っぽい形のキレイなしずくって
少しずつ蒸発しながら
形がつくられていくものなのかも?
と思ったことがありました。


ま、ハボタンなら
ロータス効果(未確認)のおかげで
その場で真ん丸しずくが作れるけどね!

(あ、でも↑のハボタン写真は天然ですよ)



▼モッコウバラのしずく。
カメラのワークショップでいがり先生が
上級者へアドバイスしていたのを聞き
真似してみました。ちゃっかり♪




これを、もし人工的に作るとしたら?

写真に写らない、枝のあちらがわに
ボンドなどで核を作って
高級霧吹き
全体をフワ~ッと湿らせたあとに
スポイトで核に水滴を作っていけば
等間隔でつくれるのでは?


 めんどくさいから 試さないけどね!




2016年2月28日日曜日

吉祥寺 2点


何日か前だけど
ジョージ(吉祥寺)仲間のミキティとランチへ。


▼特性プランターカバーに目をひかれました。

「木製プランターに見えるけど
中は4つのプラスチック製の鉢」ってのがイイ♪




こんな素敵なお店の前に
もし、プラ製プランターがただ4つ置かれていたら?

「置かないほうがマシ」って思ったろうな。




簡単に作れるし、壊せるから、
ベランダ用に良さそう。


塗装は、浸透型のキシラデコールのクリアとか
やすらぎシリーズがよさげ。



▼さて、こちらは通りがかりに目をひかれた看板。

おはぎ持ってるの? 泥だんご?
アルファベット部分「KUMA」じゃなくて「CUMA」?



なーんてことは、実は今、写真を見て
気付いたんだけどね。



▼目を引いたのはこちら。

うちは出窓(The日本住宅なやつ)なもんで
このフラットな、異国っぽい感じに憧れるな~。




この、2色の鉢の置き方はどう思う?

あたいは考え廻った結果、これでいいのだなと。
交互よりも落ち着いてて、
かつ、花が同じだから鉢1色だと単調かも?


でもあたいなら
チャコールグレーのほうだけズラリだな。
窓枠の赤との色合わせが好きなパターンだから。


ねぇ、ガーデニングにグレーを取り入れると
なんだかロンドンっぽい気がしない?
あたいの勝手なイメージだけど。


白い壁に、
何度も塗り直されて厚くなった黒いサッシ、
ドアの両わきに対称に置かれたダークグレーの鉢には
黒みがかった赤い花が揺れ動いていて、
ロンドンの曇り空とよく似合っている。

そんな、いつか見た
ロンドンのパブが思い浮かぶからかしらね?


あ、正しくは
いつか「テレビで」見た、だけどさ (°o°C=(_ _; コラッ


▼白いコーキング剤のふちどりが
思わぬ相乗効果。




入店デス!


ランチは4種のプレートから選べました。


あたいはキッシュプレート。

「キッシュ1片じゃ腹1分目だなー」と迷ったけど
キッシュ、パテ、ラペも載っている!
あたいも家でときどき作る3品なので
味を見てみたくてこのプレートに決定。



てか、キッシュに、パテに、ラペにって
ロンドンじゃなくて、フランスか(;^ω^)


ガーリーなお店の雰囲気と違い、
接客のお兄さんは
魚屋さんみたいなガテンっぽい方でした。


味は本格ビストロってかんじで美味しい!


ミキティはオムライスプレート。
ライス部分がバジルライスでオモシロかったです。
大き目野菜がゴロゴロとあしらわれていて
見た目にも素敵でした♪



デザートはクレームブリュレ。
あたいはさ~、クレームブリュレはぜーったいに
ココット皿じゃなくて、薄くて浅いのが好きなんだよね。

こちらのお店のは1cmくらいの浅さでよかったです!
でもアイスは余計だったかな。
表面のカラメルをパリッと割って食べたいじゃん?




......と、ここでミキティは
フラワーアレンジメントのクラスへ行き、

あたいは雑貨屋めぐりのあと、
ヨドバシカメラ吉祥寺店の2Fへ行きました~♪


2016年2月27日土曜日

F値

写真を撮りはじめたころは
とりあえず『露出』を気にしてればよかった。
(スマホのヒトも、露出値を変えるだけで
写真が激変するよー!
たぶん全てのスマホカメラで設定を変えられるかと)


だが一皮むけたいあたいちゃんは
次なる課題『F値』の感覚を身に付けたいのであーる。


例えるなら
露出の合った写真は「おっ!」というかんじ。
F値を考えた写真は「おおーっ!」というかんじ。
(かな?)

その両方を制し、
「おおおーっ!」という写真を撮るのが
あたいの次なる課題なのであーる。

……と言っても、あたいが一人で妄想してる
写真教室の課題なんだけどね。
あたいによる、あたいのための写真教室\(^o^)/オメデタイ


で、今、「F値を変える=どう変わるか」というのを
感覚的に身に付けたくて
いろいろと変えて撮るko・to・ni・mu・chu~
(EXILEふうに)


ちなみに
『F値』を変えると
背景のぼかしが変わるの。

いっぱいぼかすと
トロけるマンゴーみたいにスウィート
あんまりぼかさないと
もぎたての青リンゴみたいにシャッキリなの。

感覚的なものの例えは
食べものがわかりやすいやーね。Ψ( ̄∇ ̄)Ψ


音楽家はキー(曲調)で例えたり、
ミュージシャンは旋律が浮かんでくるのかな?


何に置き換えてるかは
その人の感性に由来する気がする。
(あたいは……あたいは…… 芸術的な感性なし)



▼さて、写真の左下に書いた数字がF値。

みなさんはどのくらいのぼかしがお好み?
あたいは、そうねぇ……(↓見ながら考える)


(ピンぼけしてっけど"(-""-)")
















あたいはこの写真だと
F値=5.6と8のあいだくらいが好きかなー。
って、だったら6.3も撮っとけば?って話で(^_^;)))


(ってか、なんかヘンな刻みで撮ってますね。
2.8もないし、2の次がいきなり5.6って(^o^ゞ)



▼ここからは、しずくさんへ。
(全部、手持ち撮影です)


















2.0と2.8、あんまり変わらないですかね?

でも▼こんな感じで撮れるだけでも
いまは満足しています(^o^ゞ






しずくさん、詳しくはのちほどメールにて。

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あー、そうそう、思ったんだけど、
お買いもの中毒の人は
カメラ始めたらいいんじゃないかな?

カメラって、設定することが色々あるから
「これが私の好み!」ってのをいちいち選べて
物欲が満たされるんじゃないかなぁ?


『F値はどれにしようかしら?』
(スカートはどれにしようかしら?)

『モードはこれに決定ね!』
(バッグはこれに決定ね!)

『レンズはこっちにするか、あっちにしようか?』
(靴はこっちにするか、あっちにしようか?)


なーんてかんじで
「選んだものを手にいれたい」という
自己満足を満たせるよ♪

それにカメラなら
データは増えるけど、モノは増えないしね!

(ただいま自分に言い聞かせています(^o^ゞ)




2016年2月26日金曜日

八重咲アネモネ





グリーンギャラリー ガーデンズ
八重咲のアネモネ『凛々花(りりか)』を発見。


売場にあったアネモネの寄せ植えが素敵で
同じモノをカゴに入れてブラブラしていたら、


親切で博識な店員さんが
声をかけてくださり、
育て方などくわしく教えてくださいました。


えーっと、

あの店員さんのお名前は

たしか、たしか、

土谷ますみ先生 !(^^)!




あ、土谷先生、
昨日、『園芸ガイド』の撮影だったんですね~。
5月号、メモ、メモ y(^。^)



▼八重部分は、裏側がアンティークカラーでシック。





▼裏側は80年代のアイシャドウ風にキメッ!





▼中心部はかわいくないっ!!
おっさんの、ジョリジョリのヒゲみたい。





「背景を黒にすると引き立つ」という
いがりまさしさんのアドバイスを参考にしました。

ほんと。マダムカラーがより一層、映えるねぇ。


うちさー、玄関ドアが黒色で
たまにイヤになるんだけど
こんなふうに使えるなんて♪ 



今後、この手の写真がでてきたときには

「あ、まめ吉、玄関前で撮ってんだな」っつーことで ('◇')ゞ



2016年2月25日木曜日

ついに本番


○○市が主催のクラシック演奏会、
リコーダーデュオで演奏してきたよん。


▼用意された楽屋。

鏡には女優ライト(影を飛ばしてくれる電気)が付いていて
すっかりいい気分で
備え付けの冷蔵庫をあけたら……からっぽでした(^o^ゞアタリマエ


こら、ジャーマネ! 泡(シャンパン)入れときなさいよ!






▼こちらがステージ。




うちらのリハーサルの順番がきて。


ステージ上で歩く靴音がカンカンと響いて
「あ~、久しぶりにホールのステージだなぁ♪」ってときめいてたら、

それどころじゃーない、
響きがすごくて演奏しにくい!! げーっ!!


ここは大浴場ですか?
ケロヨンの桶をうっかり落して
「うっせーぞ、気をつけろぃ!」って
怒られちゃうような響きっぷり。


古楽器(小さな音)でも響くように設計されているためか
残響音がグヮングヮンと残る、残る。

耳鳴りパニックになりながら必死に吹いていると、
相方の演奏が止まってしまった。


「ごめん、響きすぎて、自分の音が聴こえない.....」

「あたいもだよぉ~。
響きと差音で、出た音と脳内音が混乱する」


......と、不安マンマンでリハ時間終了(*_*;

↑この会話、楽器やる人にはわかってもらえるよね?


明日、お客さんがわんさか来場すれば
音響もやり易くなるはず。客、こい!



で、翌日。本番当日。

音出しするために用意された部屋が
今度は おそろしくデッド!


ありえないくらい音が響かないし、
他の出演者たち(ヴァイオリンとかクラリネットとか)を前に
弱々しく負けるリコーダーの音量(笑)



「なに、この、音の死に方.....」

「音、即死だね」

響きの良すぎた昨日とは逆の意味で
また音が聴こえず


「響きを.....もっと響きを!!」
渇望しつつステージへ挑んだおかげか、

リハーサルではあんなに吹きにくかったステージが
すごく吹きやすくかんじられて

大成功でした~ヽ(^o^)丿


ヒトって、無いものを欲しがるのねぇ~(笑)


嬉しかったのは
本番おえて、舞台そでに戻ったときに
劇場スタッフの何人かが
拍手で迎えてくれたこと♪
出場者全員に拍手しているわけではなかったので
すごーく嬉しかったです。


あと、他の出演者の方から
「すごく良かったです」とか
「演奏会とかあるなら連絡が欲しいです」と
話しかけてもらったこと♪

うれしいー!! すごい有頂天!!


子どものときぶりに
「人に褒められるように今後も頑張ろう」とか思っちゃった (;^ω^)テヘッ

(大人になったあたいは
他人の評価よりも
自己満足のほうが大事なもんで)



デュオ(2人)は演奏の自由度が高くて
「お、そう来るのか!」みたいな
瞬間の掛けひきが楽しいんだけど、
トリオ(3人)やカルテット(4人)のほうが気はラクだなぁ~(;^ω^)ゞ

リコーダー(2人以上)+伴奏(ガンバやチェンバロ)ってのが
自由だし、楽しいかも。

もしくは、今、もう1つ参加しているカルテットのように
1人1パートの形態、だな。



今回の本番にあわせて
バラの誘引も自分ではせず、
洗い物をしてもらったり、
包丁が心配で料理しなかったり、
ヤケドが心配でアイロンがけもしないで、

なんでもぜーんぶダンナにお願いするだけで片付いていた
魔法使いのような日々よ、サヨウナラ~。


(あ、普段からアイロンがけも洗い物も
ダンナにお任せなんだけどさ.....。.
人にはそれぞれ得意分野があり、ゴニョゴニョ)



今回の本番の演奏が後日CDになるのです。
それも目当てで申し込んだ演奏会なので楽しみ!
早く聴きたいなぁ~♪
自分の頭の中ではすごく上手に吹けた気がしているのだ。

ほんと(自分に都合の)イイ性格だよねぇ(;^ω^)



2016年2月24日水曜日

カメラ遠足(5)津雲邸~青梅駅へ


(これまでのつづき)

さて、いよいよラストは『津雲邸』。

戦前戦後に活躍した代議士・津雲圀利氏の私邸だったそうで
昭和初期の名建築とのこと。





ちょうど、津雲邸所有のお雛様の展示がされていました。




貴重な雛人形たちが
贅をつくしたお屋敷のなかに
センスよく展示されています。


立ち雛は、以前、三井家のおひなさま(三井記念美術館)でも
拝見したことがあるのですが
こちらのものはより古そうな佇まいの、
よいお顔の立ち雛でした。


お雛様のお道具類は
蒔絵に、象嵌に、螺鈿に、ギヤマンに、
どれも素晴らしい出来栄えの逸品ばかり。


10cmほどの、小さな箪笥1つが
今でいう「家1軒たつほどの値段」だったそうで
それがズラリ~と。。。 ひょえぇ~でございます。


貴重なおひなさまは撮影不可でしたが
建物などは許可をいただいて撮影させていただけました。

これもしずくさんのおかげ♪
(津雲様も、しずくさんの写真の腕前をご存知なのです)



▼景色のある中庭。





▼カニやスッポンの美術品が
水辺で遊ぶかのごとく置かれています。大人カワイイ。



似たかんじの蟹の塑像を
どこかの美術館で見たことがあったけど
誰の作だったかなぁ?

ガラスケースのなかで蛍光灯に照らされて
展示されているよりも
こんなふうにお庭でめでる方が断然ステキだよね。


お屋敷の中には
あちこちに季節のお花が飾られています。

▼この片側を流すかんじ、粋ですね。





▼デンファレ、かな? あふれるように、贅沢に。





▼階段には、一つ一つ違う陶器に
お花が生けられてました。
すべて違うのに、すべて黄色い花で統一されてるの!






▼モクレンのつぼみがもうこんなに膨らんでる。
(うちのはまだ、ぜんぜん)

屏風も木蓮つぼみも
光のあたり方で金色に見えたり、銀色に見えたり。
世界観が一致していました。





▼その前に置かれたお琴。この龍頭の細工、すごっ。

蒔絵! 象嵌! 螺鈿! 彫刻!
そしてこの木目ときたら!

以前、アコースティックギターの周囲に
螺鈿細工が施されたものが200万円だと聞いたことがあったけど
このお琴はそんなどころじゃないんでしょうねぇ。。。(;^ω^)ゞgesewa






▼ちょっとした明かり窓にも、家紋の蝶が抜かれています。





▼どのお部屋の灯りもイイ!






▼貴重な、古いガラスの歪みが
庭をゆらゆらと美しく映します。




▼奥の間の 静かな一角。

火は点いていなかったけど、
炭が小さく爆ぜる音を聞いたり
鉄瓶がシュンシュンと沸いたりなんて時間は贅沢ですね。




以前読んだ、アメリカ人のミニマリストが書いた本で

「テレビは麻薬と同じ。
スイッチを切ると、とたんに頭がクリアになり、
コンセントを抜くと、部屋の空気まで変わりますよ」

みたいなことが書いてあったけど、
静かな津雲邸にいるうちに
そのとおりなのかもと思えてきました。

わが家も久しぶりに火鉢を出して、
テレビを消して
静寂を聴いてみようと思いました。



▼幅や奥行きの妙で
外からは室内を伺えないように出来ている格子が
玄関をのぞむようにはめ込まれています。




しずくさんは、こちらの津雲邸が
一般公開を始めたころから何度もいらしているとのことで、
おかげさまで現在のご当主や奥様に
ひとつひとつ案内いただきながら
拝見することができました。

世が世なら、あたいなどお話していただくこともできないお方々。
ありがた~い贅沢な時間でした。



さて。
JR青梅駅へ戻るとしましょう。


▼青梅市の景観形成重要資源に指定されている
とんかつ森田屋。
1902年の創業当時のままだそうです。
近年では一人で切り盛りしていた店主のご隠居とともに
惜しまれつつ閉店したとのことです。














駅前のレトロなパン屋さんで
絶品の食パンを
しずくさんにお土産に持たせていただいて、
今日、一日の遠足を終えたのでありました。



▼こちらがあたいのカメラ熱にさらに火をつけた
しずくさんのマクロレンズ。



▼こんなふうに背景がボケてくれるレンズです。




「こんなふうに撮れるなんて!!」という感激を
ドシロウトのあたいに体験させてくれたしずく先輩の想いに
感謝いっぱいの2016年2月12日でした。


この日のことを
しずくさんもブログにまとめてくれました。
ぜひ、みなさんもご覧ください。

【小さな春街角】
http://sion920.exblog.jp/25368383/#25368383_1


あたいの写真と同じ場所を
しずくさんも撮っています。
素敵なのです。ぜひ見比べてくださいね。


5回にわたって書いた『カメラ遠足 青梅旅』もこれにておしまい。
お付き合い、どうもありがとうございました。