2018年2月21日水曜日

おうちでデパ地下サラダ

▼見て。同じ値段なのに、この大きさの違い。
もちろん大きい方だけ購入。




野菜高騰のこの冬。

「葉もの野菜なんて、高いときには買わなくたっていいさー」
という人も多い中、

ただいまわが家では「ごちそうサラダ」がブーム中で
せっせと野菜を購入しております(笑)


「ごちそうサラダ」っていうかさ、
ほら、デパ地下の美味しそうな、キラキラ輝いている
計り売りのサラダを自宅で作るっていうMyブームね~


デパ地下で、満足できるほどのサラダを買っちゃうと
ウン千円なんて軽~くとんでいくじゃん?

でも自分でつくれば
カニ、エビたっぷり入れても半額くらいで作れちゃう♪


で、そういえば、と本棚をがさごそして
『人気惣菜店を徹底的に研究!
おうちで、できたて!デパ地下サラダ』の本を本棚に発見  amazon




今日はこのレシピ本のレビューを書くよ~
本を購入してから1年以上経つけど(;^ω^)


【この本のイマイチだったところ】

なぜ「1年以上、本棚にしまったまま忘れていた」のかというと
この本のレシピ、いまいち
研究がもの足らないのです。


たとえば「●●のサラダ」のレシピには
「●●にドレッシングをかける」とだけ書いてあるという驚愕!(笑)

表紙に『人気惣菜店を徹底的に研究!』って書いてあるから
amazonでジャケ買いしのに~(*ノωノ)


さらに、レシピの基本を無視した表記もある。
たとえば「マヨネーズ大さじ5杯」などという分量の書きかた。
レシピ表記の基本は『液体は匙、個体はグラム』であーる。

(「バター、カップ1」とか書いてるお菓子研究家もいるよねぇ)


「マヨネーズ大さじ5杯」を実現するには
大さじにチューッと出した後、ヘラで平らにならしたあと
ゴムベラでぬぐわないと正確にはかれませぬ。これを5回(>_<)


いや、フツーの料理本だったら
「ま、こんなくらいか」とだいたいの量でもいいんだけど、
でもこの本は「デパ地下の、あのお店のレシピを徹底研究!再現!」がウリなわけじゃん?
書いてあるとおり、正確につくって「ホントだ!」って言いたいわけじゃん?


そりゃ料理教室を運営している筆者様なら
すでにマヨネーズは別容器に出してあって
大さじで計りやすいんだろうけど、
一般家庭ではチューブ入りのままマヨネーズは置いてあるわけ。
わかる? ね? 一般人なめんな!

んもうっ。
嫁のやらかしだったらケツバットぶっ込んでやるところだよ。

そーかと思うと、
『タイ風ポテトサラダ』では【マヨネーズ大さじ3】なのに
『デリシャスポテトサラダ』では【マヨネーズ60g】と
急にグラム(g)で記してみたり、と表記が混乱。
あたいが校閲してたら統一させる、絶対。


それからさー、ポテトサラダに入れるニンジンの切り方を
「角切りにする」とあるの。

ほぉ、ニンジンを角切りに?
そっか、うちはいつもイチョウ切りなので
どのくらいの角切りにしたらいいのかな、と
完成品の写真を凝視するものの
ニンジンが写っていない、という。


えーー!?
料理のレシピ本で、使用した具材が1つも写っていないなんてことがあんの!?

みたいなミニストレスを感じてしまったり、


っていうか、そもそも『デパ地下サラダ』の
味の再現性が低い!

たとえばさー、某サラダ店で購入時につけてくれる
アンチョビドレッシングなんてさー、
そのまま味見するとそれほど美味しくかんじないのに
購入したサラダにかけて食べてみると
めっちゃめちゃ美味しいの!!


その小さなドレッシングが欲しいばかりに
2000円もかけてサラダ買うくらいなら、と買った本なのに
つまんないレシピが多いんだよなぁ~

『人気惣菜店を徹底的に研究!』って書いてあるから
期待してたのになぁ~?

ちゃんと研究してんのかなぁ~?

あたいだったらこの程度の再現性で
発表はできねぇなぁ~?

と、「この程度の研究で、本、出ちゃうんだ」みたいな
嫉妬心がもっこりしちゃって
本棚にしまいこんでいたんだけど、


1年ほど寝かせてほとぼりが冷めたのか
ひさしぶりに手にしてみると
そんなに貶すほどのこともないように感じました。


なので、
良かったところも書きますぞ~
▼ ▼ ▼ ▼ ▼

まず、デパ地下っぽいオシャレなサラダが167レシピも!
フルカラーで、ページをめくって眺めているだけでも楽しい。

いや、実際には「海藻にドレッシングかける」だけで1レシピを
カウントしているものもあるんだけど、
それでもレストランのメニューのように眺めて
「あー、今夜はこれにしよう♪」とカタログとして利用しています。


それから、やはりちょっとした工夫は研究されていて
たとえばデパ地下定番の『えびとブロッコリーのタルタルサラダ』では
「茹でたエビに下味をつけてから和える」というひと手間は
実はあたいもやっていた工夫だったので「よし」と腕組みしてうなずいてやったやね。
和食の基本でやーね。
(上から目線ですよ、ええ)


ポテトサラダにクリームチーズを混ぜるテクは
たしかにデパ地下サラダの味で「おおーっ!」だったし、


この本を買って一番良かったのは
フルーツをサラダに取り入れたレシピが多く、
またちゃんと美味しかったこと。


お気に入りレシピは
『りんごとカマンベールチーズのくるみ入りサラダ』
カマンベールチーズは贅沢にドカドカと大きく切って混ぜる!
簡単なのに、ごちそう感が高いうえに
「リンゴとカマンベールとくるみ」って合うんだなぁ!と。

『巨峰とかぶのスイートレモンサラダ』
『柿とにんじんの柚子風味サラダ』
『マスカットと生ハムのフレンチサラダ』
『桃と茹でエビの和風サラダ』
など、フルーツとのマリアージュがかなり「ホントだ!」でした。


あと盛りつけと写真が両方良くて
盛りつけセンスのないあたいでも
写真をみながらデリっぽく美味しそうに盛りつけられました。


というわけで、この野菜高騰の折に
せっせと野菜やらフルーツやらを買いこんで
エンゲル係数をさらに上げているあたいなのであります(#^.^#)


と・こ・ろ・で。
数か月前にやった足指の骨折ですが
こじらせて、またやっちゃいました......なはっヽ(^o^)丿
歩けてるのでご心配ありませぬよう。
(軽~く終わらせる!)