2016年5月26日木曜日

国際バラとガーデニングショウ2016①


『国際バラとガーデニングショウ 2016』
2016年5月13日~18日

前売1900円をローソンで買って行ったけど
当日券は2200円。高い! 
ほんの数年でガンガン値上げしてくるよねぇ。


▼6日間でいくら収入があるのか、ゲスのかんぐり(笑)




で、まずはお弁当。いきなり!?
だって会場到着時刻12時だったんだもーん。


毎年お決まりの常盤軒へ。
もう3種類もお弁当売り切れてました。

あたいさー、常盤軒のお弁当が好きで
去年、本社へ「普段も買えるショップがあれば教えて」と
電話で聞いたの。

以前は東京駅で駅弁売ってたけど
今はイベントとケータリングだけなんだって。



HPを見ると「会議などのお弁当、注文たまわります」だそう。
10個くらいじゃダメなんかなー?
(てか10個頼めたところでどうするんだ?)


ということで家族の夕飯分まで購入。



バラショウへ行って、
すぐに
食べ物で手荷物を増やすという(;´∀`)ゞ



弁当 背負って会場へ。

まずはメインのコレ。
吉谷桂子さんのデザインした
『ジョゼフィーヌが愛したマルメゾン城 バラの館』。







ジョゼフィーヌ、っつーのは
かの皇帝ナポレオンの元ヨメ。




ナポレオンから
「浮気しまくるわ、オレの子どもを産まないわ、マジありえねぇ」
と言われ、のちに離婚させられたジョゼフィーヌの庭。





しかも、
ナポレオンと結婚するまえに実は離婚歴があり、
2人の子連れ結婚だったそう。




そんなシングルマザー、ジョゼフィーヌ。


いろんなマイナス要因を抱えつつ
皇帝ナポレオンをメロメロにさせたのだから
よっぽどイイ女なのかと思いきや、

ウワサでは
チーズが熟成したような体臭だったらしいです。




ナポレオンは
はるか東洋から珍しいバラを取り寄せて
ジョゼフィーヌへ贈ったりと
たいへんに愛していた記録が残っているそうですが、

もしかしたらナポたん、
「ジョ、ジョゼ、マジ臭せぇよ!」
と、消臭剤がわりに
バラを贈り続けたのかもしれないね♪





ま、離婚したあとも
二人は仲良かったらしいから
たくさんの悪条件をも越える魅力が
やはりジョゼフィーヌにはあったのでしょうね。


どーでもいいジョゼフィーヌ情報でした。

お庭の写真と合わない、などの
ご意見は受け付けません<(`^´)>



偶然、吉谷桂子さん、登場。




昔、吉谷さんがおフランスへ行ったときに見た
ジョゼフィーヌの庭にあった休憩ベッドを
今回、サイズだけ小さくして再現したのが
▼こちらだそうですよ。



使われている布地は、
当時、ジョゼフィーヌのベッドを見て
美しさに感激した吉谷さんが
街(パリだったか?)の布地屋さんで購入し
保管していたものを
今回、使用したのだそうです。

↑赤い部分かな?




なんかさー、青とオレンジの建物とか
モノクロ市松模様の床材が
「キョーレツ!」と思った今回のデザインだけど、

写真に撮ると
パッキリした色があでやかで
フォトジェニックですな~




つづく。

もちろん「数日間」続きます。

国際バラとガーデニングショウ2016②
国際バラとガーデニングショウ2016③
国際バラとガーデニングショウ2016④
国際バラとガーデニングショウ2016⑤



2016年5月25日水曜日

庭バラ『プリ・P.J・ルドゥーテ』とクレマチス


こないだやってた
『国際バラとガーデニングショウ』
ボタニカルアートの巨匠
ピエール=ジョゼフ・ルドゥーテが取り上げられてましたね。


で、初めて知ったのだ。

わが家の庭にあるバラ『プリ・P.J・ルドゥーテ』
そんな有名人の名前を冠したバラだということを(;^ω^)ゞ




小さな庭だから
いくつもバラを置けるわけじゃないのに、
「中央がアプリコット色になる」という点で
『ディスタント・ドラムス』とかぶってるがな!

バカなあたいのお買いモノ.....


でも、

■ ブーケ咲きで
■ 半つるっぽくて
■ 半径1メートルに60ほども花がついて
■ 病気にも虫にも困らなくて
■ 香りもよくて。

これはこれで良しとするかねぇ。





去年の秋に購入したクレマチス
”ビクター・ヒューゴ”とコラボらせてみた今年。

誘引がヘタだったのか
渾然一体とならなかったよぉー!

▼みて、一直線。ハハッ(#^^#)





”ビクター・ヒューゴ”は小さめの花のクレマチス。

▼実際の色と同じに撮れないなぁ。
別珍(べっちん)っぽい
こっくりとした赤黒さの混ざった紫なんだけど
これじゃあ、ただの紫色に見えらーね。




どこかのナーセリーのサイトで
「同じ苗を2本植えるのをオススメしてます」
みたいなことを見かけたので
大奮発して同じ苗を2本買って植えたんだけど、

大風の日によじれたらしく
翌朝、根元ふきんでポキッと1本折れちゃいました。
(死んではいないと思うので次回に期待)


でもさー、2本買わなくてもいっぱい咲いたよ?
今度からは1本でいいや。
(で、先日のバラショウで買ったクレマチスは1種1本)



クレマチスってシベも重要だよね。
あまりにも「おっぴろげ~」だと
品のあるあてくしにはちょっとそぐわないわねっ。

▼閉じてるしべはこんな感じで、





▼開いたのこんな。ま、いいんでないかい?





っていうか!

そもそもピンクと紫色の組み合わせは

あたいの好みじゃなかったな。あはっ(#^^#)

でも咲けば咲いたでキレイだと思うわけで
許容範囲が広がりました♪





あー、さてさて。

のろのろと庭バラのことを書いている
『まめ吉ひとりバラショウ2016』シリーズですが、

あと何種類かのバラを残した状態で

書くことに飽きてきました。


読むほうもそんなに
興味ないよねぇ?


っつーか
今シーズンはもう全部散ったし。


『横浜イングリッシュガーデン』や
『国バラショウ』の写真を整理しているつなぎで
ダラダラ書いているうちに
世間じゃすっかり出終わったネタになってるしさ(のろま)

ま、マイペースでやっていきまーす。



2016年5月22日日曜日

犬くん、車いすオーダーへ


ひと月前にわが家に来た
犬くんの真っ赤な車イス”フェラーリ”。


また以前のように
農家さんで野菜を買い食いしたり、




はりきって行った野菜販売機が閉まってて
ガッカリしちゃったり、





スリッパを持ってきて
「なんかちょうだい♪」をしたりして
なんでもなかったころのような時間が取り戻せています。





足が弱ってきてから半年、遠出してなかったのに
車イスのおかげで遊びにもいけるように♪







歩き回ったあとに飲む牛水はうまいぜー。
プハーッ!




おまたで吊っている負担を考えると
一日中使えるわけではなく
基本的には散歩のときしか使えないのだけど、

とにかく車イス万歳!です。



ただ、ちょっと気になる点も......

車イスの老舗(40年)のアメリカK9社のコレ、
「軽量アルミフレーム」って表記されてるけど
鉄棒か?ってくらい重い!
計ってみたら約2キロもある。

犬くんは9キロだから22%、
体重50キロの老人が
11キロの米を曳いて
手ぐるまで歩いてるようなもんだ。


坂道が多いわが家の周辺、
うしろから押してサポートしているものの
前脚をときどきビッコビッコするようになって。

犬くんは15歳半のおじいちゃん。
前脚を悪くしちゃったら
ホントに寝たきりになっちゃう!
もっと軽い車イス、無いの?



それと代金も問題。買うと9万円!
レンタルは、最初の月は20,000円、
翌月から割引されていくけど……なかなかですな"(-""-)"


そんなとき思い出したテレビのドキュメンタリー番組
『せいらの結婚』に出てきたワンコ車イス。
残していた録画を見直すと
日本人の製作だそうで、とっても軽そうだし
パーツに革など使っていてオシャレ♪


ということで、
テレビのナレーションを頼りにメーカーさんを捜しだし、
レンタル期間が切れる前日に
急きょ、神奈川県湯河原へ伺いました。




夕方から伺ったにも関わらず
にこやかに、丁寧に、
しっかり対応していただきました。


犬の車いす工房「クララワークス」
http://dogkartclara.jimdo.com/


こちらのオーナーさんは
コーギーを3匹飼われている愛犬家で、
ガウガウとメンチ切ってるヤンキー犬くんにも
親切に話しかけてくれてありがたかったデス(*^^*)


まず見本を持たせてもらって
その軽さにビックリ!
てか、そうよ、アルミといえば
このくらいのイメージだよねぇ?
(K9、本当に軽量アルミニウムですかね?)


しかもお値段も相当良心的。
K9の9万円(ホントぉ?)とは違い、
日本人らしい丁寧なモノづくりの車イスが
犬くん(Sサイズ・足長タイプ)の場合で
2万円ちょい、くらいで作っていただけるのです!

取ろうとおもえばもっと高く取れるでしょうに。
商売っ気のなさというか、正直さに
かえって応援したくなるクララワークスさんです。


K9の、「一ヶ月おためし」は
「車イスで歩けるかどうかもわからないし....」と
迷っていたわが家にとっては
本当にありがたいものだったし、

嬉しそうに歩いているのをみると
「それだけの価値はあるのではないか」と思いもしたけど、

やっぱり冷静になってみると
フレームに車輪がついただけのアレが
9万円するお品には思えない。


ダンナなんて、子ども自転車の補助輪を利用して
近所の鉄工所で溶接してもらえば
自作できる!なんて言い出しはじめて(;^ω^)ゞ

ま、クララワークスさんにお願いして
よかったと思ってます。
軽いし、しっかりしてるし、デザインもいいし♪


そうそう、クララワークスさん、
偶然にもわが家と同じ車ルノー社カングーに乗られていて
カスタマイズ話や故障話にも花が咲きました♪



あー、もっと早く製作依頼すればヨカッタ。
レンタルが切れる明日からは
届くまでの約一週間、
また車イスなし生活になっちゃうね、ごめん。



届くのが楽しみだね!


ドキュメンタリー番組『せいらの結婚』に出て来た
車イスのマロちゃんを介護することに決めた
ご夫妻、とても素敵なお二人です。



↑40:06あたりのマロちゃん、見て。
犬くんと似てるの。

よい車イスメーカーさんに出会わせてくれて
どうもありがとうございました~。
(ここに書いても伝わらないけどさ(#^^#))



2016年5月20日金曜日

オープンガーデン、なみちゃんちへ


※長いです (*'▽')ゞ


しずくさんに誘っていただいた
春のハナネコ女子会で「初めまして」したなみちゃん

ちょうどそのころに発売されていた
『園芸ガイド』に紹介されていた
なみちゃんのお庭の写真を見てビックリ!

こ、こんな素晴らしいお庭があるなんて(;゜0゜)


そんななみちゃんのオープンガーデンへ
astuoリーダーと行かせていただきました~



▼地図を片手に駅から歩いて行くと
「す、す、すごい!」お花たちが見えてきて。

確かめるまでもなく、もちろんココでしょー!(^o^)/




爽やかな5月の風のなか、
笑顔のなみちゃんに再会できました。


入口では、園芸店が2店舗も出店していて
規模の大きなオープンガーデンです。
(あ、あとでじっくりみようと思ってて見忘れてた)



さて、スタート!




こっちからあっちまで
ずっとお花が続いていて
のっけからノッカウト。





↑の向かい側には

↓こんな素敵な小路があって。



▼あこがれのガーデンシェッドが! 

素敵すぎてしばし佇みます。
もうタメ息しか出ません。





▼青いボトルがよく似あっていて。
こんなふうに「魅せ方」もオシャレな
なみちゃんガーデンなのです。









▼ガーデンシェッドの中からの眺めがー!!
た・ま・り・ま・せ・ん・っ。
若者の「スゴすぎてヤバくね?」って感じが解りました(;^ω^)





▼お庭の随所に多肉植物も取り入れられていて。
キャピってない、大人っぽさがあるのも魅力的です。

ゆっくり育つ多肉植物がこの長さ、
ゆったりとした時がたゆたいます。


(うちのヒョロ長い多肉たちと違って、みずみずしい)




▼バラ『ムーンライト』と『レイニーブルー』の共演。
あぁ、だれか「うっとり」のさらに上の表現を教えてー!





▼さらに奥へ行くと
『園芸ガイド』で見てあこがれたバラの物置小屋が。

もう1回、書くね、

こ、これが物置小屋!? ( ゚Д゚)ヒイッ





日本じゃないみたい。




いや、もはや

現実じゃないみたい!

白昼夢か?



しかも物置小屋のとなりには▼コレ。
もう.....ねぇ~(バラ色のタメ息しか出ない)



シャンパン片手に
「プロバ~ンス!(ルネッサーンス的な)」と乾杯したい気分。
だれか泡もってきてちょうだい!
(あ、テーブルクロスが何となく
プロバンスっぽいのではないかな、と、適当に書いてます)



▼日々、植物を研究しているなみちゃんらしく
植生を考えて植えられたであろうバラたちが
絵画のように咲き誇っています。





▼テーブルには庭花が。
「よかったら休憩なさってね」と
なみちゃんの心づかいが伝わってきて。




そういえば、1人で見にいらしてた
他のお客様とも話がはずみました。

いやー、ヒトって感動すると
その場で誰かと分かち合いたくなるのねぇ♪

見知らぬ者どうし、
自分がどれほど感激しているかを
今すぐに語り合わずにはいられませんでした(笑)



さて、いよいよお庭へ入ります。




そう、実はまだ
庭へ入るまでのアプローチなのでした。

ぶ、ぶっとびますな、ひょえぇぇ~(;^ω^)ゞ



▼お庭に入ってすぐにバーベナの宿根株が。
上品な色合いの花々がそよ風に揺れていて。

奥に見えるは
木立風に仕立てたセンターツリー、
さらに奥のバラのアーチ。

ゆっくり見たいような、早く先に進みたいような、
なんかもう脳内ワッショイ状態で あわわわ!щ(゜▽゜щ)




......で、しばし、写真を撮り忘れました(;^ω^)ゞテヘッ



▼しばらく行くとロックガーデンエリアが。
もともとは純和風のお庭だったそうで
置き石を利用したそうです。





▼その奥には滝がありました。

ん? 自宅の庭に滝!?




あ、書いてないけど
タメ息つきすぎて
この時点でもう10回は酸欠で倒れてます(#^^#)



滝の手前には池があり
ビオトープ(?)になってます。
魚やカエルやヘビ(!)などが季節を告げてくれると
なみちゃんのブログに書かれていたっけ。



なみちゃんは、どの植物の名前も植生も憶えていて
365日、本当に自分の手で
丹精込めて育てているのが伝わってきます。

一緒に行ったastuoさんが
なにやら上級者らしき質問や会話を
なみちゃんと交わしているあいだ、

▼あたいは池のほとりのベンチで優雅に一息。





滝と池、、、じゃない、
フォール&レイクエリア(と言いたくなる雰囲気)を抜けると
ペレニアル(宿根草)エリア。


いや、あたいが勝手にエリア分けしちゃいけないな、
庭中あちこちが一年中たのしめる
ペレニアルガーデンなんだからね。


ま、そんな宿根草が楽しめる小径へ出ました。
広いお庭の中を
グリーンの小道がめぐらされていて
360度、どちらを向いても絵になります。






何度でも思う「あぁ、これが自分の家の庭なら」。

もちろんなみちゃんもセットでね♪
(自分じゃこの庭の管理はムリ)










▼お庭の中にこんな素敵な吊り寄せ植えが。



あー、そうそう、なみちゃんは
ハンギングバスケットのコンテストで
最優秀賞をいただいたことがある、と
小耳に挟みましたよ♪



300種以上はゆうにあるという
バラももちろん素晴らしいんだけど
リーフ類もイイの!

サワサワと揺れるリーフに
爽やかな風の通り道が見えました。





から流れて来た水が
お庭をになって流れていきます。


もう一度、

お庭に川が流れて、橋が架かっています。(気絶)




↑川と橋、いや、
リバー&ブリッジの奥に見えるのは
レイズドベッド


あたいもレイズドベッドに憧れて
去年末、レンガを積んだだけの
ささやかなレイズドベッド、
いや、花壇を作って満足していたのが
恥ずかしくなりました (//∇//)



コンサバトリーを背景に。



コンサバトリー、コンサバトリー
頭の中で夢のような言葉がエンドレス・リフレイン。



▼あ、もしかしてお姉さんもタメ息つきすぎて酸欠?(笑)



オシャレな洋書のページをめくるように
美しいシーンがつぎつぎに現われます。


▼山アジサイといえばホスタ!
お庭全体が寄せ植え作品のように
色々なシーンが作られています。









▼まるで本当に夢の中のようで
「嗚呼、嗚呼.....」と悶えながら
白昼夢でも見ているのかとクラクラしたシーン。




ただ育て、咲かせるだけでも大変だろうに
見せかたがとにかくオシャレでセンスがよくて。

ほら、洋書の素敵なお庭とか見ると
「素晴らしいけど、ま、自分の庭の参考にはならないな」とか
言い訳しながら本を閉じたりすること、ない?

でもココではそれが現実の世界となって
目の前に広がっているの。
「こんな自宅の庭って……あるの!?」と。





なみちゃんは、新しく苗を買ってくると
その苗を両手で持って
「どこがいいの?」と相談しながら
歩き回って場所を決めるのだそう。
(至福の時、でしょうねぇ)


だから場所によっては
色が偏ったりすることもあるそうだけど
庭のデザインよりも
その植物の気持ちを優先して
お庭をつくっているのだそうです。


日当たりや土質を頭で考えるのではなく
なみちゃん自身が光や風や湿度をかんじながら
最適な場所をさがしてあげているからでしょうか、
どの植物も大きな株に育ってて
見ているこちらもとても解放された気持ちになるガーデン。

のびのびと自由な
なみちゃんのお人柄そのもののガーデンでした。


なみちゃんの
お庭への愛と汗と、ときに涙(?)のおかげで
ひと時の幻夢を見させていただけました。
(夢中になりすぎちゃって
なにか粗相をしてないか心配……)


株分けのお土産までいただいて
なにからなにまで
本当にありがとうございました♪


なみちゃんのブログ
『晴れた日は庭仕事』